コロナ禍で家にいる時間が増えPCを使う機会が多くなり、仕事でもデスクワーク、
さらに家でもテレワークになり...
このように最近は座っている事での身体の不調を訴える方がとても多いように感じます。
なぜ座っていて腰痛になってしまうのか?
原因は様々考えられますが、最近比較的多いものを考えてみます。
①例えば...腸腰筋(お腹の奥の筋肉)が短縮して腰痛が発生
座っている姿勢は股関節を約90度曲げた状態です。
その時股関節を動かす筋肉であるお腹の奥の腸腰筋という筋肉が緩みます。
筋肉は緩んだ状態が長く続くとその状態で固まってしまう性質を持っていますので、
デスクワークなどで長時間座りっぱなしだとここが短縮してしまうのです。
そうすると立った時に腰が伸びない、伸ばそうと思うと腰が前に引っ張られて腰痛になります。
これ本当に最近多い腰痛です。
②例えば...脚の後ろ側の筋肉が緊張して痛みが出る
これも多いですね。
①と同じように筋肉が短縮する場合もあれば、高めの椅子に座っていて
椅子の縁で圧迫されてなる場合もあります。
ここが短縮すると骨盤を下側に引っ張ってしまい骨盤の歪みが起こったり、
圧迫されていれば神経を刺激して坐骨神経痛の様な症状が出ることもあります。
③例えば...背中~腰を丸くして座っていての腰痛
単純に背中から腰の筋肉が長時間引っ張られて痛みを出している場合もあります。
ほとんどの人が座っている時腰を丸くしてますよね。
これは腰の椎間板にもストレスが掛かりますし、腰だけでなく猫背や肩こりなどの
上半身の症状も出やすい姿勢ですよね。
考えればまだまだありますが、大事なことは長時間同じ姿勢でいない事。
デスクワークの場合は難しいですが、時々立ち上がって身体を緩めるだけでも予防効果があります。
腰痛と言っても原因は様々、しっかり原因を探って痛みのない生活を送りたいですね。