昔はよかった..ってことではありませんが、
人間が運動するという事は古くは生きていくために必要なことでした。
天敵から身を守るために戦う、逃げる、
狩りをして食料を調達する、
田畑を耕し作物を作る、井戸の水をくむ、
近代でも肉体を使った労働をし、
車のない時代はほとんど徒歩で移動する。
人間が今のようにほとんど動かなくなったのはごくごく近年のことではないでしょうか?
生活は豊かに便利になり、居ながらにしてモノや料理が届けられる時代。
移動は車か電車やバスにのり歩く機会は激減しました。
とっても便利だけど、動物としての人間、そして健康を考えたときに大きな問題となります。
更に動かないだけでなく、食べ物は豊かになり摂取カロリーは飛躍的に増えました。
そのため糖尿病や動脈硬化など生活習慣病といわれるものが増えています。
このような時代に健康を保つために必要なことの一つが運動という事になります。
運動をすることで様々な生理機能が改善されていくことが考えられます。
筋肉をつけて心肺機能が上がれば成長ホルモンの分泌を促し
体の修復や成長にも良い効果があるでしょう。
基礎代謝も上がりエネルギー効率もよくなります。
良く歩くことで縦の衝撃が骨を強くしてくれます。
膝や股関節に圧が適度に掛かることで軟骨が活性化し老化(変形)の予防が期待できます。
数えていくとキリがありません。
肉体的なことだけではなく、精神面の効果も期待できます。
適度な運動により脳内にβエンドルフィンやドーパミンなどが分泌され
神経細胞を修復強化したり学習・記憶などの能力を向上させたりします。
ただ気を付けなければならないこともあります。
運動も過度になりすぎれば疲労やけがの原因になります。
さらに激しすぎる運動は体内で活性酸素を作ります。
通常は体内システムで除去できますが、毎日過度になればそれも間に合いません。
健康という観点でいえばほどほどに気持ちいいくらいの運動をするのが良いかもしれませんね。
ただそもそも食生活や睡眠などが乱れていればその除去機能も低下してしまいます。
適度に運動してしっかり良質な栄養を摂りゆっくり休む。
これが出来れば確実に変わります。
運動を含めて生活習慣が将来の健康に与える影響はとても大きい。
今から出来ることから始めませんか?